Last Updated on 2023年9月29日 by Clover
いつから受験対策する?
秋になると「そろそろ受験のことを考えなければ」と思う方が増えてくると思います。
具体的に受験対策はいつから取り組めばいいのでしょうか?
受験前年の秋からでは遅い
中高一貫校の入試は1月、公立高校の入試は3月です。
受験は早くから対策をしたほうがいいのですが、だいたいみなさん、前年の秋、文化祭が終わってから本気で考えだす方が多いです。
文化祭が終了してやることがなくなったので、そろそろ受験を考えなくてはな~ということなのだと思いますが、それでは遅いです。
学校の文化祭はだいたい9月ごろに開催されることが多いですが、10月から受験勉強を始めた場合、
中高一貫校の受験まではほんの3か月
高校受験まではたったの5か月
という非常に短い期間しか残されていないからです。
それに対して、受験範囲は
中間一貫校は5.6年生で習うこと+通常の小学校では勉強しない内容
公立高校は中学3年間
が受験範囲です。
とても、3か月、5か月で網羅できる範囲ではありません。
1年前から対策が必要
受験勉強には少なくとも、受験する学年になる1年前からの対策が必要です。
中高一貫校であれば小学校5年生から
公立高校受験であれば中学2年生から
受験に必要な学力としては以下のものが必要です。
・基礎力(計算力、単語力、語彙力、公式の暗記、年代や名前の暗記)
・応用力(文章問題が解ける、公式を応用できる、長文問題が解ける)
そして、希望校に合格するためには絶対に応用力まで身に着ける必要があるのです。
「基礎を身に着けて応用できるようにする」には、3か月、5か月では時間が足りなすぎるのです。
高校受験の準備は中学1年から始まっている
最低限1年前から受験勉強に取り組む必要があるということを述べてきましたが、高校受験の範囲は中学3年間です。
そう考えると中学1年生の時から受験について意識する必要があるでしょう。
中学1年生の学習内容は、2年生3年生の問題を解くための基礎ですが、基礎ができていなければ当然ながら応用はできません。
また、中学1年生は俗にいう「中1の壁」にぶち当たってしまい、成績が落ちてしまうことが少なくありません。
「中1の壁」とは、小学校では良い成績だったのに中学に入ったとたんに勉強についていけなくなることを言います。
小学校の基礎力不足、中学校の授業のスピードに慣れない、ついていけないなどが理由として挙げられます。
中1の勉強を分からないままにすると、当然ながら2年生以降の勉強を理解できなくなり、受験対策どころではなくなってしまいます。
小学校4年生の基礎力が重要
中高一貫校の試験内容は主に小学校5年、6年で習ったものの応用が出題されますが、その基礎は4年生の学習内容です。
4年生から分数や少数、熟語などを学習しますので、まず4年生の内容でつまづいてしまうことが少なくありません。
中学3年生になっても分数の計算ができていない場合もあります。
そのときはどうしても小学校4年生の勉強に戻って学習しなおさざるを得ません。
そのくらい小学校4年生の基礎学習は重要なのです。
希望校への合格のためには
希望する学校に合格するためには
中高一貫校受験は4年生のときから準備
高校受験は中学校1年生の時から準備
することをお勧めします。
受験対策、お気軽にご相談ください。